引き継ぎや、残務処理があるのに、全然会社に行く気が起こらない。
あ~う~…
布団の中で意識が浮き沈みする…
意を決して布団から出て、会社へ出かけた。
出勤すると、残務の一部を行い、溢れた書類をどうしようかと悩んだ。
ゴン太が性判定の監督をしてほしいと言ってきた。確かにまだピペット操作や、PCRも一人では危ういが、もう出来るだろ~と思っていた。
しかし、デキが悪い…丁寧なのは良いけど、次にやる動作が頭に入ってない…。
そうこうしているうちに、15:30!産業医と話をする時間になった。
診断書とノート、それと念の為処方されている薬を持って、医務課へ向かった。
水曜に話をした看護師に会議室へ通され、後から産業医がやってきた。
産業医は男性だった。
現在に至る経緯や、現在の精神的な症状などの質問を受けた。それは主治医の過剰な診断や、私が本当にウツであるかの症状を確認する為らしい。
まぁ診断書も決して安くはないが、私には初めてだったので1ヶ月としてもらった事を言うと、産業医は診断書を見ながら3ヶ月程職場を離れ、休んだ方がいいと言った。
診断書の値段を教えてくれなかった主治医も意地悪だね~なんて少し笑いも出た。
話の最後に、この後先生と面談があるが、どんな内容での面談なのかちょっと恐いな。と言うと、産業医は「書類も整ったから、今この時点で休職という権利が発生するから先生と面談せずに帰ってもいいんだよ。」と話した。
治療休暇をする事をラボのメンバーへどう伝えるか。残務処理などもまだあるし、全く何も話をしないで今すぐ帰ることもできない。
しかし、私から今話した内容を先生に説明するより、産業医から先生へ説明してもらった方が話もスムーズなのではないかと言うと、看護師がラボへ電話をして先生を呼び出した。
その間、私は看護師に「先生と会うと気まずいでしょうから、裏から帰るといいですよ。」と言われ、何だかそっちの方が気まずいような気分になりながらも、看護師なりの優しさ感じた。
私はラボへ戻り、暫くすると先生も戻ってきた。
先生に自室に呼ばれ、産業医から話を聞いて、ちゃんと治す為に長期で休んだ方がいいし、来年度の契約はやはり出来ないから、収入を得る為に年度末は就職活動をして、新しい職場を見つけるようにと言われた。
治療休暇で手当は出るが、有給を最後に使った方が最終的には手当以上の収入にもなる。そして、私の荷物は今すぐ持ち帰る必要はないし、その都度必要な分を取りに来て構わない。
今回の事情について、君からみんなに連絡をしたら、補足的な連絡をミーティングでするから世話は心配しなくていい。
その事で、残務をする為に日曜に来ることを告げると、「それは構わない。終わったら、早く休めるようにしなさい。」と返ってきた。
火曜の口調とは変わり、落ちついて優しく説明され、私もそれなりに素直に聞き入れる事ができた。
しかし、契約終了の告知が間違いなくそこにはあった。
その後、ゴン太の監督を再開すると営業の佐藤さんが酵素の半額キャンペーンのパンフレットを持ってやってきた。
佐藤さんは前の職場でも営業に来ていて、長い付き合いのある営業さんだった。
佐藤さんにウツで休職し、そのまま退職になることを伝えると、佐藤さんも営業の辛さに体調を崩し苦労をされた話を聞いた。その時は畑を借りて、土いじりと漢方薬で随分と良くなったと話してくれた。人は心を病まずに過ごす事はないんだな…と感じた。
佐藤さんは就職活動の手助けや、相談を受けるから、連絡をして下さい。と名刺をくれた。さすが営業!沢山の企業をまわってるだけある!
佐藤さんと最後の挨拶が出来て良かった。
もうこんな時間だから、色つけや、へんてこ文章は後日修正。
明日はラボの学生達や、技術員とBBQの予定。