お昼前にお客さんが尋ねてきた。しかし、両親不在だったため、玄関先で応対して父に連絡をした。
まぁ私も起きてしまったことだし、祖母の病院の受付時間が開いているうちに、入院中の一時金支払いに行くことにした。
窓口が閉まる10分ほど前に着き、無事に支払いは済んだ。
丁度お昼ご飯時だったので、病室では配膳がされていた。私も予想はしていたので、家からチョコパンを持ってきて、祖母のベッドの横で食べていた。
食後の薬を看護師さんからもらったり、祖母の入れ歯を洗ったりしていると、リハビリ担当の男性看護師さんがやってきて祖母の脚をマッサージしてくれた。
昨日は副院長に痛くされた。とかぼやいていたが、看護師さんは「痛くするのが仕事ですから…」と言い訳をしていた。
天気も良かったので、箱ティッシュを買いに近くの商店街へ行ってみることにした。
商店街の入り口で道を尋ねられたが、知らない土地ではないが特定の場所を教えられるほどではなかったので、商店街の入り口にある地図で説明してあげた。
どうやら、近所の公園にお花見に来たようだが、その近くに待ち合わせの事務所?があるようだった。
5個入り箱ティッシュを買って、病室へ戻り1つを祖母のベッドに置いてきた。
祖母が「手を見せてみろ」と言ったので、指輪のしてある右手を見せると納得したようだ。祖母にとって、この指輪は思い入れのある大切なものなのを知っている。
私が病院に来れば、指輪があるのも分かるし仕舞っておくよりはいいだろう。
別にこの指輪が欲しいわけではないし、祖母が退院したらちゃんと返すつもりだ。
家に帰って母に指輪の話をしたとき、もし祖母が死んだら、「指輪はどこいった~」ってオバケになって出てきて、そのたびに「そこにあるでしょ!!」というやり取りがありそうだと。
たとえ話の笑い話であるが、リアルに起こりそうな出来事である。
オバケ類が見えない体質でよかった~
まぁ向こう5年祖母は死なないだろう。という私の結論である。
リハビリ頑張ってほしいものだ。
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