何か肺が痛い…
肩に冷たい針がささる…
脚が怠い…
顔が熱い…
もしかして、これは2年前に経験した肺ききょうか?
深呼吸すると肺が痛くて、軽く「コホン」とむせるような咳が出る。
2年前の11月。所属するセンターの2泊3日の宿泊合同研究発表会があったとき、マチャキの代わりに参加した。
前日から頭痛が激しくて、胸も痛かった。
風邪薬と鎮痛剤を大量に用意したにも関わらず、頭痛と胸の痛みに変化は無い。
相部屋には外国人2人と日本人1人で、その日本人はチェックインした時以外帰るまで見ることは無かった。
外国人と話す環境が初めて訪れて、とんでもなく体調が悪くても頑張って会話をするようにした。
「頭が痛いの…」と話すと怪しい薬をくれたので、素直にもらっておいた。
しかし、胸は更に痛くなり、浅くしか呼吸が出来なくなった。
背中も痛いし、肺に力が入るような発音や、ちょっとした笑いでも、激痛で胸を押さえるくらいだった。
死ぬほど痛くて、涙が出た。
それでも何か収穫を得ねば!と会場をうろつき、質問したり、親睦を試みたりしていた。
医師免許のあるポスドクの診断は「肺に穴が空いてる。病院行ったらパイプさされるよ。」とな。
日に日に呼吸は浅くなり、頭痛も取れない。食欲も無い。
ポスターセッションしてても本当に辛かった。
マチャキのポスターを見に来る人は少なく、質問も無い。
苦しみながら声を張った甲斐無く、マチャキに報告する事も少なかった。
マチャキも正直イラッっと来ただろうが、オマエの知らないところでどんだけ頑張っていたか…。
合宿が終わった次の日から3日は休んだ。
マチャキからしてみたら、出張疲れでずる休み程度にしか思わなかったかも知れないが、一緒に行ったメンバーさえ、私が苦しんでいたことに気がついた人がいたのだろうか…?
肺が辛い…呼吸が勝手に浅くなる。
これ以上悪くならないで欲しい。
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