毎日ヒマすぎて更新おろそか！！

私は一体毎日何してるんだか！！


あ、9日骨折しました。
詳しくはまた次回…

え～我が家には、毎年夏になるとやってくる方がいらっしゃいます。


その方は我が家のとある部屋で生活します。

家族はその方が来ても追い出したりはしません。

温かくでもないけど、自然と迎え入れます。

その方は成長します。





その方は…



…カマドウマさん。



どこから来るのか2年前位から夏～秋にかけていつの間にか「トイレ」で生活しています。

しかも出て行かないし、追い出さないけど、時期が来ると出ていきます。

それまでちょっとずつ大きくなる珍客を家族(主に母と私)は話題にする。


ときには2匹に増え、反りが合わないのか片方が廊下へ出て行ってしまうこともある。


秋口にはまた小さい…ん？コオロギがやってくることがある。

こちらは割とすぐに退室なさる。



カマドウマさん。あなたは便所コオロギと言われ、嫌われますが、あなたの私生活は決してそんなにヒドイものではありません。

我が家の夏の風物詩です。

今日、失業保険が入った。

家賃いれないと…と思ってた矢先、母にも同じ事を言われた。

「もう28日なんだし、メリットよ？」


メリット？

私「お母さん。リミットじゃない？」
母「エベレストと一緒よ！」
私「いや、むりろ支出はデメリットだし…」


そんな午後のやりとり…。

職探しは縁だと思う。

2週間前位に和菓子職人に応募してみたけど、すれ違いで連絡がなかなかつなかなった。


夕方電話がかかってきて、話をすることができた。

結果は『募集無し』で採用ならず。


私が研究職という何とも奇妙なジャンルからのアプライに戸惑ってもいたけど、履歴書から私の全てが分かるはずもない。


和菓子の繊細さ、技術は実験と同じと感じる。実験は料理に例えられるほど似ている部分が多い。

材料の準備、使用する機器のメンテナンス、作業の順番、品質の再現性、新なテーマの開拓、研究…



でも、募集は無い…。


でもこれも縁。

必ずしも同じ職種が有利とは限らない。
人が日常生活をするのに、料理は身近なもの。実験は未知なもの。


私はコッチ側だから違和感は無いが、アッチ側の人には異端に感じるだろう。



でも話ができたことによって、相手も不思議な職歴の意見を知ることができたと思う。

なんてったって和菓子の2代目だったから、家業を継ぐには職人としてプロだからね。その分、他の職業事情は知る機会は少ないと思う。


これも縁。あまり気落ちはしてない。

今は帰りの新幹線の中。
青々とした稲の田園の中に、黄金色の小麦畑が見えた。

小麦の収穫は今なんだ…。

大きな溜池には、蓮の花が咲いてた。


雲は低くて、新幹線の速さのせいか、風が吹いているのか回転して見えた。

私は今まで感じてきてた季節を止めて生活している。

仕事もせず、仕事もできず、本当の引きこもりになって。何も楽しいことなんて無い。

関西に行って、不覚にも関わりのある学会があり、共通のテーマをもつ研究者とたくさんディスカッションした。そこには研究へたいする情熱を熱く語る私がいた。


最新設備のセンター。新しい実験テーマ。私の知らないテクニック。

それは青々とした若い稲か、黄金色に実った小麦か…。

私はまた時も季節も止めるあの部屋で、何をして過ごすのだろうか。