寝れません。起きました。
なぜなら、急にお腹が下るからです。
下世話な話で申し訳ありませんが、ワタクシ一研究職なモノで、そう言った話に関しては日常的に熱弁致します。
現在、私の体内で小さな病原菌が毒素をまき散らしながら繁殖をしており、その攻撃先は主に小腸・大腸である。
これに至って対抗する手段は、いち早く病原体と毒素を体外へ排出すること。いわゆる下痢が最も原始的で最大の抵抗である。
それは、私の意思に関係なく体の防衛反応であり、ごく自然な反応でもある。
勿論白血球などの小さな戦士も奮闘しているわけであるのだが。
しかし、出るモノ出てしまえば、体は出すモノを捻出する。
それは、水分。
時には脱水症状を引き起こし、死に至る場合もあるので私はなるべく意識して水分を摂らなければならない。
ここで言う水分とは、「水」そのものを指し、お茶、コーヒー、みそ汁、お酒は論外である。
カフェイン、塩分、アルコールは血中・細胞から水分を排出する成分を含み、いわゆる「利尿作用」を持つ。
利尿作用はより多くの水分を体外へ排出する為、下痢を起こしているときは避けなければならない成分である。
体液は水を基本とした組織液で構成されている為、勿論消化液、尿、血液には必要なものである。
だから、脱水症状は避けなければならない。
他に下痢と言う作用は体が毒素を排出することに専念している時でもある。
とりあえず上流から流れてきたモノで薄めて出す!
だから、栄養なんて吸収してらんない!
とにかく出す!!!
「お腹下してるから、ゴハン食べるとトイレ近くなるからイヤ」
とか抜かしてるヤツはすぐ死にますよ。
だから下痢を起こす際、体力の無い子供、老人は吸収の良く、消化に負担のかかりにくい「おもゆ」を召し上がれ~ってなワケです。
米のデンプン質(糊)が水分を多く含み、なるべく多くの時間腸管内で水分を供給し、且つエネルギーとして吸収されやすい形でいるからです。
そして後腐れ無く体外へ排出。
因みに体内と言う培養器の中では大腸菌なら20分に1回は分裂増殖するので、ウンチとして出てくる場合、口から入ってきた時の○百倍以上に増えている。
トイレの後の手洗いを軽く見ていると、また口腔内から入り症状は長引く。
最悪、家庭内での感染を引き起こすバイオハザードとなるので乳幼児、老人がいる家庭では特に注意が必要である。
最近の石けんは「薬用」「殺菌」等をうたっているモノが多いが、それは30秒以上の洗浄を行い、すすぎも同じだけ行った場合を指す。
どっかの調査で、手洗いの平均時間は8秒。
充分洗った気でいても、アンタの手にはウヨウヨ病原菌付いてますからね!
石けん付けてすぐ死ぬような柔な細菌がいるなら、苦労しない。
私が大腸菌とどんだけ仕事をしてきたか。
消毒用エタノールが何故70~80%に設定されているかは更に長くなるので割愛する。
とりあえず、30秒以上石けんでヒジまで洗い、エタノールで消毒が私の日課だった。
そんな私は今小さな病原菌(ノロウィルス)にやられて、トイレに駆け込む日々を送っている…。