飼育室に水槽が溢れているので整理することになった。
私がめぼしい魚をチョイスして、中尾さんのチェックを受けて引越しや処分に至るのだが、今そこに「待った!」がかかった。
今日のプログレスはナデシコさんの番だったのだが、その結果に先生が食いついた。
その場では「論文にできたらなぁ」なんて言っていたが、そのトーンはする気でいる。
しかし、ナデシコさんは退職が迫っている。「学生になっても暫くは大変そうだなぁ~」なんて考えていたが、魚は私が引き継いで最近育てている系統。
これ以上は考えないようにしよう。
しかしその時が来た。
夜、中尾さんに魚の選別について話を聞こうとしたら「魚だけど、これからとみぃさんの方向がね…」となったわけだ。
私はこれからナデシコさんの論文のために追加データを出すことになりそうだ。
稚魚採りにくいのに…
しかも処分が妥当な老魚にムチ打ってペアリングさせて、ようやく飼育用稚魚が採れたばかりで、採卵できるほど育ってないよ!
老魚にムチか稚魚の成長を待って天国か。
どちらにせよ、先生が論文出す気なのと、私がフルパワーで毎日働く事は間違いない。
中尾さんは「僕も論文出さなきゃいけないから…」って私が作業すること決定ですか!そうゆう段取りがもう決まってるんですか!!3月の魚会議はそうゆう流れですか~!!!
in situをマスター出来そうになっているところで、変な魚以来の免疫染色ッスか!
トランスジーンのプロモーター繋ぎ換えに、インジェクショ~~ン!染色ぅ~~!in situぅ~~!
あぁぐいぉあ~!!!!
ナデシコさんが退職したら、大変な事になるのが現実味を帯びてきた。
こんなに論文が近付いてくるとは思いもしなかった。
半ば強制的な出会いだよ!
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